大会長挨拶
日本レジャ・レクリエーション学会 第56回学会大会実行委員会
下嶋 聖(東京農業大学 地域環境科学部 地域創成科学科 准教授)
日本レジャー・レクリエーション学会は、2026年11月13日から15日にかけて、東京農業大学世田谷キャンパスにおいて第56回学会大会を開催いたします。本大会のテーマは「レジャー・レクリエーションと地域創成 ―スマートシュリンク社会におけるトリアージを考える―」です。人口減少と高齢化が進む日本社会において、地域の持続可能性をいかに確保し、どのように未来を構想するかは、学術界・行政・地域実践のいずれにとっても避けて通れない重要課題となっています。
レジャー・レクリエーションは、単なる余暇活動にとどまらず、地域の魅力を再発見し、住民のウェルビーイングを高め、コミュニティの結束を育む基盤として大きな役割を果たします。自然、文化、スポーツ、地域資源を活かした活動は、地域の誇りや帰属意識を育み、持続可能な地域創成の核となり得るものです。一方で、縮小を前提とした社会においては、限られた資源の中で何を優先し、どのように選択と集中を行うかという「トリアージ」の視点が不可欠です。価値の再定義と戦略的な再配置が求められる今こそ、レジャー・レクリエーションの社会的意義を改めて問い直す必要があります。
本大会では、初日の地域研究において世田谷区のまちづくりの現場を訪れ、地域資源の活用と協働の実際を学びます。2日目には、プロ登山家・竹内洋岳氏による基調講演「登り続ける」、多様な専門家によるパネルディスカッション、そして「学会の存在意義」を正面から議論する特別セッションを予定しています。最終日には、口頭発表・ポスター発表を通じて最新の研究成果を共有し、総会・表彰式を行います。
本大会が、レジャー・レクリエーション研究の新たな地平を切り拓き、地域創成に向けた学術的・社会的貢献の方向性を示す場となることを願っております。会員の皆様、そして広く関心を寄せてくださる皆様の積極的なご参加を心よりお待ちしております。
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